大阪・関西万博で2つの展示に参加
~ TEAM EXPO パビリオンと環境省展示でEco-DRRとネイチャーポジティブを世界に発信 ~
株式会社クスベ産業(以下、当社)は、2025年9月に大阪・関西万博で二つの展示を行います。「TEAM EXPOパビリオン」(9月18日)では「自然を支える土木プロジェクト~防災・減災をめざして~」をテーマに、直根苗を用いた森林再生や木製ガードレール「木景(こかげ)」を展示し、脱炭素・防災・地域資源循環を融合した“Eco-DRR*1”モデルを紹介します。 また、テーマウィーク「地球の未来と生物多様性ウィーク」(9月18日~24日)では、環境省自然環境局のイベントにおいて、ネイチャーポジティブ*2な取組の一環として、森林再生と地域資源循環の技術を国際社会に向けて発信します。
*1 Eco-DRR(Ecosystem-based Disaster Risk Reduction/エコ ディーアールアール)とは、自然を効果的に利用して、近年激甚化・頻発化する自然災害の防災や減災に役立てようという考え方のこと。 地域特有の生態系を生かしながら人々の生活も守れるように、多様な取り組みが国内外で実施されている。
*2 ネイチャーポジティブとは、生物多様性の損失を食い止め、回復させるという考え方のこと。2030年までに生物多様性の損失を反転させ、2050年までに完全に回復させることを目指す世界的な目標です。
展示①「TEAM EXPOパビリオン」
- 日時:2025年9月18日(木)
- 会場:大阪・関西万博会場「フューチャーライフヴィレッジ」
- 展示内容:
・広葉樹の直根苗による森林再生
・木製ガードレール「木景(こかげ)」
・来場者参加型の展示(透明管による根の観察、防災・環境クイズ、映像紹介) - 特徴:脱炭素、防災、地域資源循環を統合するEco-DRRモデルを国内外に提示
共創チャレンジとパートナーシップ
本プロジェクトは、「TEAM EXPO 2025」の理念に賛同し、持続可能な未来社会の実現に向けた共創の輪を広げる取り組みとして、きのくに信用金庫および環境省近畿地方環境事務所より共創パートナーとしての支援を受けています。大阪・関西万博を通じてこの取り組みを広く発信し、環境保全と防災・減災の重要性を社会に訴えていきます。
参考リンク
●Future Life Village
https://www.expo2025.or.jp/future-index/future-life/flv/

「TEAM EXPOパビリオン」での展示内容
木を使う:木製ガードレール 木景(こかげ)
万博では、関西圏で初めて開発した「木製ガードレール木景(こかげ)」をご紹介します。
八角形ビームが美しい景観を生み出し、CO2削減にも貢献する、環境に優しいガードレールです。地域木材の持続的な需要を創出し、地域経済活性化に貢献します。

木を育てる:直根苗(ちょっこんなえ)
広葉樹の根の力に着目し、地中深く強く根を張る直根苗を育てています。この苗は、急な斜面や乾燥し荒れた場所での活着率に優れ、成長した根が斜面を安定させ、土砂災害の防止に大きな効果を発揮します。災害に強い山林を形成することで、地域の安全性を高めるだけでなく、持続可能な環境保全にも貢献します。

2025年5月16日付で実用新案登録済
展示② 環境省展示「2030年ネイチャーポジティブの実現に向けて」
- 期間:2025年9月19日(金)~9月23日(火)9:30~18:00(開場9:30)
- 会場:大阪・関西万博会場「ギャラリーWEST」
- 主催:環境省
- 入場:予約不要
本展示は、テーマウィーク「地球の未来と生物多様性」の公式プログラムとして開催され、自然共生サイト、ネイチャーポジティブ経済、外来種対策、里海づくり、さらに気候変動対策や福島の震災復興まで、環境省の横断的な取組を企画展示で紹介します。併催の「日本の国立公園」では、国立公園での上質な旅やネイチャーポジティブ・ツーリズムの先進事例を展示・映像で発信します。
当社は、以下のトークセッションに参加します。
トークセッション:
9月20日(土)13:30~14:30
参考リンク(公式)
●環境省 報道発表「大阪・関西万博における企画展示『2030年ネイチャーポジティブの実現に向けて』と『日本の国立公園』について」
https://www.env.go.jp/press/press_00263.html
●テーマウィーク公式プログラム詳細「2030年ネイチャーポジティブの実現に向けて」
https://theme-weeks.expo2025.or.jp/program/detail/66ee2e105759a.html
大阪・関西万博における当社の出展意義
当社は、これまで地域の自然資本を活かした防災・環境事業に取り組んできました。その一環として、2025年5月にはEXPOメッセ「WASSE」にて「Wow!Wakayama!~未来へつなぐ、おどろきの国~」に出展し、直根苗や木製ガードレール「木景」を用いたソリューションを紹介しました。来場者との対話やアンケートを通じて、森林整備やEco-DRRに対する社会的関心と導入期待が明らかとなり、地域からの要望や共感を直接把握する機会となりました。この成果は、現場実装と社会対話を往復する当社の姿勢を示すものです。
こうした実績を基盤に、9月の大阪・関西万博では2つの展示に参加します。「TEAM EXPO パビリオン」では「直根苗×木材インフラ×資源循環」によるEco-DRRの実装モデルを提示し、環境省企画展示「2030年ネイチャーポジティブの実現に向けて」では、その取組を国際的な潮流であるネイチャーポジティブの文脈に位置づけて発信します。二つの展示を通じて、森林再生を核とした脱炭素への貢献、防災・減災の推進、地域資源循環の確立を一体的に示し、和歌山発のモデルが政策・市場・地域社会へと広がり得ることを明確にします。
万博という国際舞台を通じて、クスベ産業は「地域から世界へ」持続可能な未来社会に貢献し、脱炭素・防災・生物多様性・資源循環を同時に達成する具体的な道筋を提示していきます。
会社概要
- 社名:株式会社クスベ産業
- 所在地:和歌山県有田郡有田川町吉原429
- 代表者:代表取締役 楠部 勝巳
- 事業内容:土木資材・環境保全事業
- 公式サイト:https://www.kusube.co.jp/
本プレスリリースに関するお問い合わせ先
株式会社クスベ産業
担当:瀧川、小松
TEL:0737-32-4877
MAIL:info@kusube.co.jp